【髪=カッパ巻き論】髪質の違いを解説

【髪=カッパ巻き論】髪質の違いを解説HAIR
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美容師歴13年、施術人数30000人超えで、今は無店舗で独立しているhokaです。
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3分ほどで記事は読み終わります。3分後には、今までよりも「あなたがどんな髪質か?」がわかっているはずです。

 

・キューティクルってなんですが?
・私の髪ってどんな髪質ですか?
・髪の毛の中ってどうなっているの?
・相性の良い髪型はありますか?

 

と疑問に思っている人のお悩みを解決できる記事を用意しました。

先日こんなツイートをしました。

https://twitter.com/HOKAZONO11/status/1177791760589709312
髪の毛は【カッパ巻】に例えると分かりやすいです。 人それぞれの髪質の違いがある種類をカッパ巻に例えると、
・ご飯多めのカッパ巻
・海苔が5重に巻かれているカッパ巻
・ご飯が少ないカッパ巻
・キュウリがないカッパ巻
色んなカッパ巻があるくらい髪質にも種類があります😀

 

上記のツイートを深掘りしつつ【髪質について】解説しています。

 

ちなみにこの記事ではこんなことがわかります。

・髪質の違いについて
・カラー・パーマがどんな場所に作用しているか
・あなたの髪質の見極める方法

 

髪質を知ることで、あなたの悩みを根本から解消できます。

また、毛髪内部を知ることであなたにあった髪質の悩みが見つかることをお約束します。

 

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【髪=カッパ巻き論】髪質の違いを解説

 

【髪=カッパ巻き論】髪質の違いを解説

 

人の髪質は十人十色です。クセも含めるとあなたと全く同じ髪質の人はいません。

髪質はカッパ巻きに例えると分かりやすいです。

なぜかというと1本の髪の形状がカッパ巻に似ているからです。

 

髪の毛をカッパ巻に例えて分かりやすく解説します。

 

カッパ巻のどこが似ているの?

・キュウリ
・ご飯
・海苔

カッパ巻は、キュウリの外側に酢飯があり、海苔で巻かれているのがカッパ巻です。

 

カッパ巻き

カッパ巻き

 

髪の毛1本の形状はこのカッパ巻きそっくりの形をしています。

 

髪は下記の三層でできています。

・メデュラ
・コルテックス
・キューティクル

 

1本の髪は、メデュラの外側にコルテックスがあり、キューティクルが外側を覆っているのです。

 

毛髪内部

毛髪内部

 

構成成分は
大部分がタンパク質であり、脂質、メラニン色素です。

 

メデュラ=キュウリ

メデュラとはカッパ巻きで言えばキュウリの部分です。

毛髪内部

毛髪内部

 

髪のシンの部分の名前をメデュラ(毛髄質)と言います。

メデュラは人によってある人とない人がいます。太い毛の人には大抵ありますが、赤ちゃんの毛やうぶ毛や細い毛の人にはありません。

直射日光から守る役割があると言われていますが、存在がないからといって特に支障があるわけではありません。

・メデュラ(毛髄質)
・ある人とない人がいる。
・直射日光から守る役割

 

コルテックス=ご飯粒

 

毛髪内部

コルテックスはカッパ巻で言えばご飯粒の部分です。

髪の毛の85%〜95%をしめる部分がコルテックス(毛皮質)です。

コルテックスは髪の毛を知る上でもっとも大切な部分なので、覚えておきましょう。

・髪色を決める
・髪質を決める
・パーマがかかる場所
・トリートメントのケアしている場所

 

髪色を決めるのは、コルテックスです。

ヘアカラーの発色をしている場所はコルテックスです。
理由はメラニンが多数存在している場所だからです。

ヘアカラー剤の染料が染まる部分はこのコルテックスです。またトーンを変えるのもメラニンなのでヘアカラーはコルテックスに薬剤を浸透させて効果がでるということです。

例えば、カッパ巻きを染める時はご飯粒に色がつきます。それ以外の部分は洗うと落ちてしまうイメージです。
なので、コルテックスは髪色を決めるのに重要な場所ということです。

 

髪質を決めるのは、コルテックスです。

理由は、親水性、疎水性のコルテックスが人によって違うからです。

親水性は水を吸収しやすい細胞で、疎水性は水を吸収しにくい細胞を言います。

この2つの細胞が存在するコルテックスですが、均等に配置されていると直毛気味ある一片によって存在するとくせっ毛になる1つの原因になります。

例えば、ふっくら焚かれていつご飯粒と焚かれていないご飯粒がカッパ巻きに均等に巻かれていたらクセが出ずらいですが、その逆は縮毛になってしまったりするイメージです。

なので髪質に関わる重要な部分と言えるでしょう。

 

パーマがかかるのは、コルテックスです。

理由はパーマがコルテックス内のSS結合を切断して再結合する作業だからです。

髪にはSS結合という大きな結合がありますが、その結合を再結合することで間充物質を移動させてパーマがかかります。

例えば、カッパ巻きを曲げたい時はご飯粒の結合を一回切断しておお粥にしてから好きな形にさせてからご飯粒に戻すと曲がったカッパ巻きが出来上がるイメージですです。

パーマに重要な役割があるのがこのコルテックスなのです。

 

トリートメント成分はコルテックスを主にケアします。

トリートメントは毛髪内部のケアだからです。

コルテックスはとても弱いので、キューティクルがないとすぐに水と一緒に流れ出たりします。
トリートメントはそのコルテックスの間充物質を補う毛髪ケアなのでコルテックスに深く関わりがあります。

 

キューティクル=海苔

 

毛髪内部

毛髪内部

キューティクルとは、カッパ巻きで言えば海苔の部分です。

キューティクル(毛小皮)の役割は外部の刺激から毛髪内部を守りる事と、コルテックスの成分が失われないような壁の役割があります。丈夫な髪の毛を作るにはキューティクルをケアすることがポイントになります。

 

・毛髪内部を失わない様な壁の役割
・外部の刺激から守る盾のイメージ
・6~8枚が密着したウロコ状の層
・ツヤはキューティクルが整っていることが条件
・アルカリ性に傾くと開く。酸性に傾くと閉じる

 

 

キューティクルの形は

根もとから毛先に向かってウロコ状(紋理)に重なり合い、1枚の細胞は非常に薄く、通常6~8枚が密着した層をなしています。

健康な髪は、紋理が規則的に整った波状をしていますが、傷んだ髪は乱れています。

 

キューティクル

 

キューティクルの主成分

イオウ含有量の多いケラチン(硬質タンパク質)で、色は無色透明。

硬い反面、もろくて摩擦に弱いため、無理なブラッシングや乱暴なシャンプーによって傷ついたり、はがれやすくなったりします。

ヘアアイロンではキューティクルが溶けることもあります。

さらに傷んでキューティクルのほとんどがはがれてしまうと、内部のタンパク質が流出し切れ毛や枝毛の発生しやすい状態になります。

 

髪質の違い

 

髪質の違い

世の中には、様々な髪質の人がいますが、あなたはどんなタイプの髪質ですか?

 

ざっくりいうと下記の4タイプに分けられます。

 

タイプ1:キューティクルが多く、コルテックスが少ない髪質
タイプ2:キューティクルが多く、コルテックスも多い髪質
タイプ3:キューティクルが少なく、コルテックスも少ない髪質
タイプ4:キューティクルが少なく、コルテックスが多い髪質

タイプ1:キューティクルが多く、コルテックスが少ない人

 

キューティクルが多く、コルテックスが少ない髪質の人

このタイプは髪の毛のサイズが細い〜普通の人に多いでしょう。

特徴

・明るくなりづらい(染まりづらい)
・パーマがかかりづらい(パーマが取れやすい)
・コテで巻いてもすぐ取れてしまう。
・髪の毛が強い
・ツヤがある
キューティクルが多いので、何もしなくてもキレイな髪質な人が多いです。とはいえ、薬との相性があまり良くないので、思い通りなスタイルになりにくいのが特徴です。

タイプ2:キューティクルが多く、コルテックスも多い人

 

キューティクルが多く、コルテックスも多い髪質の人

このタイプは髪の毛のサイズが太めの人に多いでしょう。

特徴

・明るくなりづらい(染まりづらい)
・明るくすると、赤味が出やすい
・パーマがかかりづらい(パーマが取れやすい)
・強めのパーマ剤でかけると持ちが良い
・コテで巻いてもすぐ取れてしまう。
・髪の毛が太くて硬い(剛毛)
・くせっ毛の人が多い
この髪質は剛毛です。1本1本がしっかりしているので髪の毛が多いのが特徴です。
カットはもう量調節をすると楽になりますが、すぐにモリモリになります。

タイプ3:キューティクルが少なく、コルテックスも少ない人

 

キューティクルが少なく、コルテックスも少ない髪質の人

このタイプは髪の毛のサイズが細い人に多いでしょう。

特徴

・明るくなりやすい(透明感のあるカラーと相性○)
・パーマがかかりやすいが取れやすい。
・コテで巻いてもすぐ取れてしまう。
・髪の毛が弱く細い
・絡まりやすい。
・寝癖がつきやすい
この髪質は、絡まりやすいのが特徴です。髪の毛が細いのでシャンプーをするのにも注意を払わないといけません。また頭皮がデリケートな人が多いので、痛みを感じやすい人が多いです。
カラーはキレイに染まりやすいので、ハイトーンなどには特に相性が良いです。

キューティクルが少なく、コルテックスが多い人

 

キューティクルが少なく、コルテックスが多い髪質の人

このタイプは髪の毛のサイズが普通〜太めの人に多いでしょう。

特徴

・カラー普通に染まる
・パーマも特に普通にかかる
・コテ普通に巻ける
・やや太めで強度は普通
・ツヤがある人とない人がいる

とにかく普通です。特に悪いところがない人です。

オールマイティーなスタイルを楽しみやすいです。

 

髪質のまとめ

今回はなんども言いますが、髪の毛はカッパ巻きに例えると分かりやすいです。

これが一番言いたかったので、「カッパ巻き」というワードはたくさん使いました。

今回の毛髪内部の知識がある程度わかってくると、本格的にカラー・パーマ持ちのホームケアのやり方がわかってくるはずです。

▼合わせて読むと理解が深まりますのでおすすめですよ。

【2019年完全版】ヘアカラー|色持ちの良いホームケアの方法
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髪型=It Peace of Cake

美容師歴13年の僕が思うことは

 

hoka
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髪のおしゃれを楽しんで欲しい。

ヘアスタイルのおしゃれは、最強の自己啓発だと思っています。

理由は「自分の髪型はおしゃれ」だと自覚したときに思考が行動に変化するからです。

例えば、

・サロン帰りで、いつもと違うおしゃれな髪型にキマっていれば、誰かに会いたくなったりしませんか?
・洗礼されたレストランやカフェに行かれたとき、髪がおしゃれだと自覚していたら、一緒にいる女の子や彼氏と自然に会話することができ、周りにいるスタッフさんにすら気後れすることはないのではないでしょうか?

理由はシンプルに、外見が変わったことによって内面が引っ張られて、自信に変わるからです。

さらに内面が変わると、思考がかわり、行動も変わります。

行動が変わると失敗や成功体験が積み重なり、その全てが成功体験であり自信がつきます。

そのきっかけがヘアスタイルのおしゃれでできるとしたら楽勝(peace of cake)じゃないですか。

 

なぜかと言うと「あなたの信用している担当のスタイリストに会いに行けばいいだけ」だからです。

きっと髪型をキメてくれるでしょう。

その自信がおしゃれを楽しむことに繋がってくると思っています。

僕のお客様は全員ヘアスタイルを楽しんでいます。みんな自信があり輝いている人たちばかりです。

このブロブでは、

あなたが髪のロジックを知ることで、おしゃれになるキッカケになって欲しいと言う思いでアウトプットしています。髪は理論で解説できます!

まだ、あなたがおしゃれを楽しめていない場合は、信用できる美容師さんを見つけるところから始めてみましょう。

2019,0927
現場からは以上でーす。

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